小田急電鉄の魅力を一挙紹介!3路線の特徴と沿線観光の楽しみ方をサクッと解説

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小田急電鉄は、新宿から箱根や江の島、多摩丘陵までを一本で結ぶ首都圏有数の私鉄です。

沿線には都心のカルチャータウンから温泉リゾート、海辺の観光地まで多彩なエリアが広がり、日帰り旅行から週末のおでかけまで幅広く楽しめます。

本記事では、小田急の3路線の特徴や便利なロマンスカー、そして訪れるべき沿線5エリアの見どころを紹介します。

最後まで読むことで、次の休日にぴったりな小田急沿線の旅プランがイメージできるはずです。

目次

小田急線の基本情報と概要

小田急線全線の路線図

出典:小田急電鉄│路線図・駅・時刻表

小田急電鉄は、新宿を起点に箱根・江の島・多摩丘陵といった人気エリアへアクセスできる首都圏有数の私鉄です。

全長およそ120kmの路線網は「小田原線」「江ノ島線」「多摩線」の3路線から構成され、観光から通勤・通学まで幅広いニーズに応えています。

ここでは、それぞれの路線の特徴や列車の種類について、紹介します。

小田原線の特徴

小田急電鉄の基幹路線である「小田原線」は、新宿から小田原までを結ぶ約82kmの路線です。

新宿から、箱根や小田原といった国内外から人気の観光地へアクセスできる路線で、観光や日常利用の両面で親しまれています。

沿線には下北沢や町田といった商業エリアもあり、ショッピングやグルメ目的でも楽しめるのが魅力

特急ロマンスカーの主要ルートでもあり、都市とリゾートをつなぐ小田急の象徴的な路線です。

りゅか

漫画でも紹介されるような街も走ってます!

江ノ島線の特徴

江ノ島線は、相模大野から藤沢までを結ぶ全長27kmの路線で、湘南や江の島方面への玄関口となっています。

新宿からロマンスカーを利用すれば乗り換えなしで江の島や片瀬海岸まで行けるのが大きな魅力。

夏の海水浴や江ノ島花火大会、鎌倉観光など、季節ごとのレジャー需要が高く、週末のおでかけ先として人気です。

海辺のリゾートと都市部をつなぐ路線として、多彩な楽しみ方ができます。

多摩線の特徴

多摩線は、新百合ヶ丘から唐木田までを結ぶ約11kmの路線で、ベッドタウンとして発展した多摩ニュータウンエリアの主要なアクセス手段です。

小田急の中では比較的新しい路線で、通勤・通学の利用者が中心ですが、多摩センター駅周辺にはサンリオピューロランドなどの観光スポットもあります。

短い距離ながら生活路線と観光の両方の顔を持っている路線です。

運行形態と利便性

ロマンスカーの種類

出典:ロマンスカー@club

小田急線は、各駅停車から快速急行・特急ロマンスカーまで多彩な列車種別が設定されています。

新宿から郊外へスムーズにアクセスできる利便性に加え、観光需要に応える特急列車の存在が大きな魅力。

ロマンスカーは全席座席指定でゆったり移動でき、箱根・江の島といった観光地への移動を特別な体験にしてくれます。

通勤にも旅行にも使いやすい運行体系が整っているのが小田急の強みです。

小田急線複々線工事による4つの効果
りゅか

2018年に代々木上原~登戸間の複々線化工事が完了して、通勤ラッシュが大幅に改善!利便性が一気にアップ!

出典:「混雑緩和」 「所要時間の短縮と遅延の減少」を実現 │小田急電鉄

小田急ロマンスカーの魅力

小田急電鉄の魅力は、なんといっても特急「ロマンスカー」の存在です。

全席指定で快適に座れる車内、広々とした車窓からの景色、観光地直結の利便性は、多くの旅行者に特別な体験を提供してきました。

現在は、展望席付きの GSE(70000形) を中心に、箱根湯本方面への観光需要を担うほか、

東京メトロに直通する MSE(60000形) や、通勤と観光の両方を支える EXEα(30000形) が活躍しています。

スクロールできます
GSE(70000形)
GSE(70000形)
MSE(60000形)
MSE(60000形)
EXEα(30000形)
EXEα(30000形)

ロマンスカーに乗れば、移動そのものが旅の一部に。

箱根や江の島へ向かう時間さえも、特別なひとときに変えてくれるでしょう。

りゅか

展望席は大人気で、発売直後に売り切れることも!
予約は超激戦!!

GSE(70000形ロマンスカー)の展望席は特等席。
運転席を展望席の上部に配置する設計のため、最前列に座ればまるで自分が運転士になったかのような気分でダイナックな眺望を堪能できます。

天気が良い日には正面に富士山を拝むことができます。

GSE(70,000系)展望席の様子
GSE(70000系)展望席の様子

画像出典:小田急電鉄│GSE(70000系)車種の特徴

座席数に限りがあるため、早めの購入がおすすめです。
展望席は特別料金なしの一般料金(運賃+特急料金)で乗車可能です。

小田急沿線で訪れたい5つのエリア

小田急の訪れたい5エリア

小田急沿線には、都会のカルチャーから海・温泉・城下町・自然まで、多彩な観光エリアが広がっています。

ここでは「はじめての小田急旅」でも安心して楽しめる、定番の5つのエリアを紹介します。

日帰りはもちろん、宿泊旅行の計画にもぜひ役立ててください。

都心カルチャーエリア|新宿・下北沢で街歩きとグルメ

新宿の高層ビル

小田急線の起点・新宿は、乗降客数日本一を誇る世界最大級のターミナル駅。

百貨店や高層ビル群が立ち並び、ショッピング、グルメ、エンタメとあらゆる都市の魅力が凝縮されたエリアです。

一方で、数駅先の下北沢は古着屋や雑貨店、ライブハウスがひしめく“サブカルチャーの街”。
個性的なカフェや居酒屋も多く、街歩きやグルメ巡りを気軽に楽しめます。

大都市・新宿とカルチャー色豊かな下北沢。

まったく異なる魅力をもつ2つの街を気軽に行き来できるのも、小田急沿線ならではの楽しみ方です。

湘南シーサイドエリア|片瀬江ノ島で海と水族館を満喫

片瀬江ノ島駅の駅舎

小田急江ノ島線の終点・片瀬江ノ島駅からすぐのエリアは、湘南らしい海の魅力を満喫できるスポットが集まっています。

夏は海水浴やサーフィンを楽しむ人でにぎわい、江の島の参道にはシラス丼などご当地グルメが並びます。

新江ノ島水族館ではイルカショーやクラゲの幻想的な展示が人気で、家族連れやカップルにおすすめ。

さらに江島神社や展望灯台からは相模湾を一望でき、晴れた日には富士山まで望めることも。

海・食・観光が一度に楽しめる、湘南を代表する観光エリアです。

りゅか

写真は片瀬江ノ島駅!で竜宮城のデザインで可愛いですよね

箱根エリア|箱根湯本から温泉と観光を楽しむ

箱根登山鉄道とあじさい

小田急沿線を代表する観光地といえば、やはり箱根。

新宿から特急ロマンスカーに乗れば最短約80分で箱根湯本駅へ直行でき、首都圏から気軽に温泉旅行を満喫できます。

箱根湯本を拠点にすれば、温泉街の散策はもちろん、芦ノ湖や強羅、箱根彫刻の森美術館などの観光スポットにも足を伸ばせます。

四季折々の景色と豊富な温泉宿がそろい、国内外の旅行者に人気のエリアです。

小田原エリア|城下町散策と海鮮グルメ

小田原城と梅の花、天気は快晴

小田原は、箱根観光の玄関口であり、歴史と海の恵みが同時に楽しめる城下町です。  

駅から徒歩圏内の「小田原城」は、春の桜や初春の梅が美しく咲き誇り、天守閣からは市街地と相模湾を一望できます。  

さらに、相模湾に面した小田原は新鮮な魚介の宝庫。駅周辺には海鮮丼や地魚料理、干物の専門店などが並び、散策後の食事にも困りません。  

城下町の歴史を歩き、海の幸を味わう -そんな欲張りな小旅行にぴったりのエリアです。

郊外ネイチャーエリア|多摩丘陵や大山で自然を満喫

阿夫利神社

新宿から小田急線で30分ほど、多摩丘陵には都会の喧騒を忘れられる自然と文化スポットが点在しています。

生田緑地では森林浴の散策に加え、日本民家園や岡本太郎美術館が楽しめるほか、近隣には人気の藤子・F・不二雄ミュージアムもあり、大人から子どもまで幅広く楽しめます。

また、遊園地よみうりランドに隣接するHANA・BIYORIでは、2024年にオープンした眺望温泉「花景の湯」で癒しの時間を。

さらに足を延ばせば大山への小旅行も可能。

ケーブルカーで阿夫利神社へ参拝し、参道グルメや気軽な山歩きで自然と歴史を満喫できます。

観光だけじゃない!小田急線と沿線サービスの魅力

ロマンスカーGSEの車内

小田急線は観光だけでなく、生活に密着したサービスも数多く展開しています。

旅行者には「小田急トラベル」やお得な周遊きっぷ、「ロマンスカー@club」といった観光サポートが便利。

一方で、沿線住民にとっては駅ナカの商業施設や再開発による暮らしやすさが大きな魅力です。

さらに不動産やバス事業などグループ全体のサービスを通じて、観光と日常の両面で人々の暮らしを支えているのが小田急の特徴といえます。

周遊きっぷやツアーで広がる旅の選択肢

小田急トラベルが提供する箱根フリーパス

出典:小田急トラベル│箱根フリーパス

小田急グループの旅行会社「小田急トラベル」では、沿線の魅力を活かした多彩な観光プランが用意されています。

代表的なのが 「箱根フリーパス」。新宿からの往復乗車券に加え、箱根エリアの乗り物(登山鉄道・ロープウェイ・海賊船など)が乗り放題になる人気商品で、温泉宿泊や観光を効率よく楽しめます。

そのほかにも 江の島・鎌倉エリアを巡る周遊きっぷ、ロマンスカーと宿泊をセットにしたパッケージツアーなど、日帰りから宿泊旅行まで幅広いニーズに対応。

「移動」「観光」「宿泊」をトータルでサポートしてくれるのが小田急の強みの1つです。

小田急グループのサービスと情報

江ノ島電鉄、湘南沿線を走る藤沢行の列車

小田急グループは、鉄道事業だけでなく観光や生活を支える幅広いサービスを展開しています。

代表的なのが 「箱根登山鉄道」や「江ノ電」。小田急線とスムーズに接続しており、都心から箱根や湘南エリアへ向かう旅行者にとって欠かせない存在です。

さらに、「小田急トラベル」や「小田急百貨店」など、観光から日常までサポートする多彩なサービスが揃っています。観光客はもちろん、沿線に暮らす人々にとっても利便性を高める仕組みが整っているのが特徴です。

小田急線沿線の未来と魅力

小田急カーボンニュートラル2050イメージ図

小田急線は「便利な路線」であるだけでなく、これからの社会に合わせた進化を続けています。

小田急グループは「カーボンニュートラル2050」を掲げ、2030年までにCO₂排出量を半減、2050年には実質ゼロを目指すロードマップを公表しています。

駅や車両の省エネ化、太陽光発電の導入、EVバスの活用など、幅広い取り組みを進めています。

なかでも注目は「ゼロカーボン・ロマンスカー」。
東京都の制度を活用し、使用電力を実質的に再生可能エネルギー由来とすることで、環境にやさしい移動を実現しました。

観光の移動そのものが“エコな体験”へと変わるのは、小田急ならではの魅力です。

小田急線は今後も「快適な移動」と「持続可能な社会づくり」を両立させながら、沿線の価値をさらに高めていくでしょう。

参考①:小田急グループの環境|サステナビリティ

参考②:全編成「ゼロカーボン ロマンスカー」として運行します

まとめ

小田急線は、新宿から神奈川の海や山までを結び、ロマンスカーでの特別な移動体験や、多彩な観光エリアを楽しめる路線です。

江の島や箱根といった定番観光地はもちろん、途中の下北沢や小田原など、街歩きやグルメを堪能できるエリアも豊富。

さらに近年は、環境に配慮した取り組みや沿線開発も進み、「観光」だけでなく「暮らし」においても魅力を広げています。

週末の日帰り旅から宿泊旅行まで、次の休日は小田急線に乗って、沿線の魅力を再発見してみてはいかがでしょうか。

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